Claude Cowork の法務プラグインを試した
投稿日: 2026-02-11
カテゴリ: tech

Claude の新機能である Cowork のプラグインに「Legal」が追加されたので試した。架空の投資契約をレビューしてもらった。
Claude Cowork とは
Claude Coworkは、2026年1月にAnthropicがリリースしたClaudeの新機能で、PC上の操作をAIに任せて業務を自動化できるツールだ。ファイル操作やブラウザ操作など、これまで手作業でやっていたタスクをClaudeが代行してくれる。
現時点ではMac上のClaude Desktopアプリからのみ利用可能で、Claudeの有償プラン(Pro、Max、Team、Enterprise)の契約が必要。仮想マシン環境内で動作するため、セキュリティ面も配慮されている。
Coworkの大きな特徴はプラグインによる機能拡張ができること。Anthropic公式やコミュニティが提供するプラグインをインストールすることで、法務、リサーチ、データ分析など、専門領域のタスクに対応できるようになる。
利用開始までの手順
1. まず Claude アプリをダウンロード
自分は過去にダウンロードしてたアプリが v0 系だったからかアップデートされておらず、改めて下記からダウンロードした。
2. Claude アプリを開き Cowork の画面に遷移
日本語だと "チャット" がはみ出すの気持ち悪い。

3. ネットワークアクセスを許可する
設定画面で外部ネットワーク通信を許可する。パッケージマネージャへのアクセスのみに制限するのが推奨。

4. プラグインから "Legal" をインストール

5. プレイブックを設定(任意)
プロジェクトの .claude/ ディレクトリに legal.local.md を作成して、組織や個人の法的方針を定義できる。個人利用であればいったんスキップしてOK。
とりあえず聞いてみたら、「まだないけど作成しましょうか?」と聞かれたので、準拠法だけ日本にしてほしいというのを伝えて作ってもらった。


契約書をレビューしてもらった
アメリカで設立されたスタートアップにエンジェル投資をするという体で契約書レビューしてもらった。
/legal:review-contract アメリカで設立したスタートアップにエンジェル投資する際の契約書です。内容を確認して問題やリスクがないか日本語で回答して渡したのはこれ
上記のコマンドを実行すると、数分で詳細なレビュー結果が返ってきた。
返ってきた結果が想像以上に実用的だった
具体的にどんな指摘があったかというと、
- 条項ごとのリスク評価:各条項について投資家側のリスクをGREEN/YELLOW/REDで分類
- 日米間の法的な注意点:日本の投資家がデラウェア州法人に投資する際の特有のリスク(税務上の取り扱い、為替リスク、準拠法の問題など)を指摘
- 希薄化防止条項の分析:Anti-dilution条項の内容が投資家にとって十分かどうかの評価
- Exit時の注意点:M&AやIPO時のドラッグアロング条項やタグアロング条項の有無と、投資家への影響
- 修正案の提示:リスクが高い条項については具体的な修正文言まで提案してくれた
故人としては十分なクオリティに見える。特に、これまで別の LLM だと網羅性に不安があったのだが、これは漏れなくチェックしてくれているように見える。
(試しに Gemini 3 で同じ依頼をしたらやっぱり漏れてた。指摘したら直してきた)
プレイブックを適切に設定することで、正直簡易的な法務確認はこれで充分なのでは、パラリーガルという仕事はなくなるのでは、と思った。